【泣ける話】祖母がなくなった日の不思議な体験について

   2017/04/25

私の家族は父、母、兄、私、妹、祖母の6人です。先月なくなった祖母の話です。祖母には私が小さい頃、よく可愛がってもらったのを覚えています。いつも優しくて私は祖母が大好きでした。そんな祖母が亡くなる前日にケンカをしてしまったのです。

その日は午前中から老人会という集会があって、祖母が出かけ際に「鉛筆かなにか書けるモノを貸して欲しい」と言ってきたので、私は急いで近くにあった私のカバンからペンを取りだしました。たまたま取りだしたのが、誕生日に友人が買ってくれた可愛いペンで、初めて誕生日プレゼントをもらったというのもあって大切にしていました。が、急いでいたこともあって、祖母に貸しました。

夕方、祖母が老人会から帰ってきて、貸したペンを返してもらおうと私は祖母に声をかけました。祖母はカバンをあけ、カバンの中を探すのですが、中々見つからず、なくしてしまったのです。当然、私は怒りました。友達からもらったのに!と二階をかけあがり部屋に閉じこもりました。

しばらくして、外が暗くなった頃。その時には頭も冷えて、祖母に言い過ぎたと思い、二階を降りて居間に行きました。いつもいる祖母がどの部屋にもいなく、台所で夕飯のしたくをしていた母に祖母はどこかと聞くと「おばあちゃん、アンタのペン探しに行ったよ。それくらいでおばあちゃんを怒らないでよね。」と母に言われて私はあせりました。じゃあ帰ってきたら謝ろう、仲直りしよう。と思い、祖母の帰りを待っていたのです。

祖母は中々帰ってきませんでした。探しに行こうかと思い始めた時、家の電話が鳴って、母がとったんです。母は電話を切るなり、青ざめた顔で「〇〇(私)!おばあちゃん、事故にあって〇〇病院に運ばれたって!」私は頭が真っ白になって、とにかく父と兄は仕事でまだ帰っていなかったので、母と妹の三人で急いで病院に向かいました。

残念な事に、私達が病院について間もなく、祖母は亡くなりました。私は泣きました。あの時、あんな事を言わなければ祖母は外に探しに行く事も死ぬこともなかったのに、後悔で頭がいっぱいでした。通夜も終わり、しばらくたった頃、夢を見ました。祖母の夢です。夢に祖母がでた時、私は「夢なんだなコレ。」と考えていました。

祖母はただ黙って、私の頭をなでていて、私は不意に涙が込み上げてきました。夢の中で私は泣きながら祖母に謝り続けました。祖母に抱きついて泣きました。しばらくして、祖母が私の背中をポンポンと優しく叩いた時、「あたしこそごめんねぇ、ペンはもう見つかったよ。あたしはもう行くけど〇〇(私)は元気でやるんだよ」と耳元で言ったのです。そこで目が覚めました。目が覚めると泣きながら寝ていたらしく、目元が濡れていました。

腹が減ったので一階へ降りて居間を通った時、母に呼びとめられたんです。「〇〇!これ!」私に走り寄ってきた母の手元にはあのペンがあったのです。
「さっき老人会の田中さんが持ってきてくれてね」
そう言う母の話を聞きながら、それを見て夢で見た祖母のセリフが頭に浮かびました。聞けば、老人会があった日に話が盛り上がり騒いでいた時に机の下に落ちたのが気づかなかったんじゃないか、と田中さんが今朝、老人会がいつも開かれている場所に行ったら祖母がいつも座っている机の下にあったのを見つけたそうです。

祖母にしては若々しいペンだったと田中さんは印象に残っていたらしく、わざわざ届けてくれたのです。罪悪感から見た夢だったと思いますが、不思議な体験でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントはこちら

メールアドレスは公開されません。