亡くなった後も生前と同じ暮らしをしてる幽霊っているよな

 

地方の田舎町のとあるバーでの怖い話です。そのバーにはカラオケがついていて、お客さんは無料で歌えるサービスがあります。常連さんで40代なかばの恰幅のいい男性がいていつも同じ歌を歌っていました。店長は私に「あのお客さんさ、あの歌で今度のカラオケ大会出るらしいよ」と教えてくれました。

ほぼ毎日のように、そのお客さんはうちのバーに来て同じ歌を練習して帰っていきました。しかし、ある夜のこと。いつもよりも早い時間にそのお客さんが来てウィスキーを頼みました。すごく暗い顔をしていて、私は(もしかして、カラオケ大会でひどい結果だったのかな?)と心配していましたが、一口飲んですぐに帰ってしまいました。

お金も払いませんでしたが、いつも来ているお客さんですし、まあ良いかとそのあと出勤してきた店長に話しました。すると、「え?冗談でしょ?あのお客さん、亡くなったんだよ。急な心不全だったんだってさ。」と言います。

それからお店で不思議なことが起こるようになりました。カラオケ機器に不具合が起きるようになったのです。ある一曲だけ、どうしてもカラオケ機にいれることができないのです。それは、あのお客さんが毎日のように練習していた曲でした。

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