樹海に入っていく女性を目撃してしまい、精神的に病んでしまった…

   2017/03/23

学生の頃、一人友達が車を持っててよく深夜にあてもなくドライブしてた。横浜や都心や色々行きましたが、良く心霊スポットなんかにも行ってた。いつも野郎4~5人だったんだけど、その中に一人、ちょっと霊感のある友達がいた。ドライブ中その友達が「嫌な感じがする」と言うと、決まってその先にお墓があったり、道路に花が飾ってあったりしていた。

ある夜、みんなで深夜の樹海に行ってみようという話になった。樹海に近づくに連れ、友達の口数が減り、とうとう気分を悪くしてしまった。自殺を思いとどまらせる看板が目に付くようになり、みんなで車をおりてはみたものの、その友達の状況を見てみんなそれ以上足が進まなかった。

辺りは真っ暗でやっと目が慣れてきた頃、霊感なんか全くない友達が、いきなり小さな声で「あっ…」といいました。その声を聞いて、話をしていた僕らはいきなり沈黙…。他の友達が「寒いから車に戻ろう」と言ってみんなで車に戻ったんだけど、車を走らせて樹海から離れるまで、誰も話さなかった。

大きな通りに出てやっと落ち着いたとき、体調不良でずっと車にいた霊感がある友達が「何見たの?」ってボソッといった。僕も一体なんで「あっ」と声を出したのか知りたかった。みんなきっと同じ気持ちだったんだと思う。ちょっとジョーダンっぽく「幽霊みえた?」とか笑いながら話していた。でもなんかいつもと違って、その友達はいたって冷静で、いつもの様にジョークにものらず軽く流していた。

地元のコンビ二について少し空が明るくなった頃、みんなでカップ麺をすすりながらいつものバカ話をしていたら、「さっき見ちゃったんだよね…樹海の中に人影を…かなりはっきり…」と、言い出した。地元に戻ったし明るくなり始めていたんで、みんな「マジで~?」と余裕で話し始めたけど、霊感がある友達と見てしまった友達は少し浮かない顔だった。

「お前にも霊感?笑える」とはしゃいでいたら、見た友達が「あれ多分幽霊とかじゃないと思う。生身の人間だよ。髪型とかからして女の人だと思う」と言った。言ってる意味が僕にはわからなかった。友達もキョトンとしてた。霊感がある友達が「うちらの車のライトを見て、最後だし見にきたんじゃない…」と言ってやっと意味がわかった。

「気づいたときにはどんどん中に入っていって見えなくなって、どうしたらいいかわからなかった…」と友達が言った。その日は朝帰りしたのに僕は全然眠れなかった。あれからしばらくみんなもその話には触れなかった。

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