「転校」という名目で毎年数人の生徒が忽然と消える学校

 

心霊系ではないんだが、子供心に凄い怖かったので書こうと思う。
俺の小学校では、一年に一人か二人、生徒が消えていた。消えたっていっても、別に突然消滅とかじゃなくて、ある学校への転校で。その転校先っていうのが、◯◯にある病弱な子供向けの学校なんだ。(伏せる意味はあまりないけど、一応)持病持ちだったり肥満児だったりする子がその学校に行く、という感じで説明されていた。その学校のポスターが学校に貼ってあったりして、生徒も何となく信じていた。けれど、三年生くらいから、おかしいと感じ始めた。

三年から四年に上がるときに、Kという男子がいなくなった。Kとはそこまで面識がなかった。けど、元気な奴で、転校していかなくちゃいけないような感じじゃなかった。四年から五年の進級で二人、五年から六年で一人が、またいなくなった。どの子も、そんなに病弱という感じじゃなかった。もちろん、病気なんて外見から分かるもんじゃない。こっちも小学生だったから、観察力もなかったし、記憶が曖昧になってる部分もあるしね。でもよく考えれば、奇妙なことはたくさんあった。

小学校で誰かが転校するってなったら普通「お別れ会」みたいなのをするよね?みんなでメッセージを書いたり、お別れの歌を歌ったり。◯◯に行った子たちには、それがなかった。突然、春休みのうちに消えてた。それに、いなくなるのが学年の境目に限られてるのも変だった。本当に持病etcが原因なら、学期中にでもいなくなることだってありうるし、一年ごとにだいたい同じくらいの人数が行くのもおかしな話だ。

他にも、戻ってくる子がいないことも不審だった。ポスターが決まって階段裏の暗い場所にしか貼られてなかったこと。地理的に遠すぎたこと。今思えば不可解な点はいくらでも挙げられる。親に聞いても、知ってるのは「転校して行った」という事実だけだった。療養目的の学校に行く子供なんてどこにでもいただろうし、裏があるにしても理由が全く分からない。それでも、上で挙げたような不可解な点がたくさんあって凄い怖かった。自分もいつか突然連れて行かれるんじゃないかと恐れていた。今でもふいに思い出して背筋が寒くなる。

今年、成人式があった。かつての小学校の同級生たちの多くが来ていたのだが、転校して行った生徒は一人も現れなかった。以上です。何か大げさな文になっちゃったけど、実話です。

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子供の頃の謎の記憶系じゃないかな。
今、親にその◯◯のこと聞いてみたら「なにそこ?聞いたことない」って言われるかもよ。

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謎記憶は確かにあると思う。

小3以前に居なくなった人の顔と名前はハッキリしないし、ただ◯◯自体はメジャーな地名。よく、耳にするたびに思い出してたから、その学校があったことは確かだと思うんだよなあ……

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