日給2万の謎アルバイト先で見た恐怖の光景…

 

俺は田舎に住んでるんだけどさ。電信柱に「アルバイト募集 日給2万」ってあったのよ。内容書いてないけど電話番号だけ書いてあって。友達となんだコレと言って大騒ぎになった。田舎だから、日給2万なんていうバイト見たこともなくて、皆興味津々だった。

詳細不明といういかにも怪しい感じが更に興味深くて、田辺ってやつとからかい半分、電話してみることになった。かけるとすぐに出た。若い女の声で「お電話ありがとうございます。○○サービスです。」って。えらく普通の返答だったもんで拍子抜けしつつも「バイト募集のチラシを見たんですが、どんな内容の仕事なんですか?」って聞いたんだ。そうしたら、ペンション従業員のアウトソーシングをやっている会社で、今回の募集は誰にでもできるような軽作業ですという事だった。
それを聞いて俺も田辺も、リゾートバイトみたいなものを想像した。友達同士でも良いってことだし物は試しにと、二人で応募することにした。現地集合、電車賃は立て替えておくようにと言われて、妙だなと思いつつもペンションに向かった。

着いてみたら、なんともまあ古いペンションだった。オーナーは50代のおばさんで。「可愛い子いたりしてー」なんて冗談言いながら来た俺らはテンションさがりまくりだった。しかも不思議な事に客が見当たらない。おかしいなーと思いつつも言われた仕事(買い物と風呂洗いくらいをやった。で、夜になってそろそろ寝る時間がきた。すると、なぜか田辺と俺は別の部屋で寝るように言われた。変だなあと思いつつも言われた通りの部屋で横になった。しかしなんだか寝心地が悪い。ベッドがウォーターベッドだったんだ。初めての感覚、どうもしっくりこない。まあそれでも俺は寝つきがいい方なんで、いつの間にか眠りにつくことが出来た。

気が付くと田辺が部屋の中にいた。俺を起こしに来たらしい。
「どうした田辺?」
「やばいぞここ、はよ逃げんと」
田辺の顔を見ると、汗だくで尋常じゃないくらい憔悴しきっている。そういえば、部屋中やたらと変な匂いがする。線香みたいな変な匂い。

「ちょっと起きてみ」
そう言われて体を起こし、田辺がベットカバーをめくった。すると…ウオーターベットだと思ってた下には腕が何本も入っていて、絶句してしまった。それで荷物持って大急ぎでペンションを後にしたんだけど真っ暗の森の道を通って行くのも怖かった。いつあのオーナーが追いかけてくるかわかったもんじゃないし。とにかく無我夢中で逃げて、朝になってから田辺が「お前あの冷蔵庫の中見たか?」って聞いてきた。見てないって答えると「あん中なあ、ラジオが入っててすごい小さな声で呪文みたいなの唱え続けてたわ」と言った。

後日談だけど、ケータイをペンションに落としてきたみたいで、自分のケータイに電話してみた。そしたら「○○君?どこにいるの?」って知らない男の声がした。怖くて仕方がないから急いで解約したけど…名前ばれちゃってるしこれからなんかあったらと思うと怖すぎる。

とほほ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントはこちら

メールアドレスは公開されません。