ホテルのドア下の隙間から赤いマニキュアの指が蠢いていた

 

有名だと思うがつまみ枝豆の話。イベントで軍団と仙台に行き、仕事も終わって皆で飲んで深夜に場末の安いホテルに入ると、フロントで枝豆宛てに後藤という身に覚えのない女性から電話があったと伝えられる。

不審に思いながら一人きりでエレベーターに乗ると、背後に気配を感じる。エレベーターを降りて、そのドアが閉まる瞬間に振り向くと赤いマニキュアの白い腕を見てしまう。怖くなった枝豆は部屋に入ると電気を全部つけ、TVもボリュームも大きめにして、この一連の出来事について考えていると、ドアをノックされる。チェーンロックしたままドアを開けると誰もいない。戻ってイスに座ると、窓の外を何か大きいものがサッと落ちていくのを見る。直感的に人間だと思った。

窓を開けて下を見るが何もない。枝豆が半パニックに陥ったその時、再びドアをノックされる。ドアスコープからのぞいて見ると誰もいない。ふと足元を見ると、赤いマニキュアの指が床を引っかく様にして部屋に入ろうとうごめいていた。

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