或るモノに関する話題を必死に逸らす親戚の謎

   2017/02/01

小学校2年生位の時から、妙な光の玉を度々見るようになった。家族にその話をしても嘘つき呼ばわりされるので、今度その光の玉を見たときは、証人となる人を連れてきて、一緒に見ようと頑張った。

あるの夕方、近所の神社の前で光の玉を見つけた。自分は急いで家に帰り、母親を連れてやってきた。母親は「何?これ?」と、信じられない物をみるようにそっと手を伸ばしたが、急に「帰ろう」と言って、自分の手を引いて家に帰った。

夕食の時間、自分は光の玉の話を持ち出した。「お母さんも見てるんだから、嘘じゃないよ。ね」と母親の方を見たが、母親は無反応。無反応と言うより、何か怒っているようにも見えた。兄貴が「嘘だ。嘘つき」と冷やかしてくるので「お母さんも見たじゃん。ねぇ。見たでしょ?」と母親に証言してもらおうとすると「いいから早く食べなさい!」と怒鳴られた。

暫くたって、伯母さん(母親の姉)が家に遊びに来て、自分にお守りをくれた。「○○ちゃん(自分)が、事故や病気をしないようにってお守りだから、いつも持っているんだよ」と言って、首からさげてくれた。それから、風呂に入ったり、プールに入ったりする以外は、いつもお守りを身につけた。

ある日、家に帰ると、伯母さんが遊びに来ていた。「○○ちゃん。お守りどうした?」と聞かれて、初めて無くなっている事に気が付いた。「あれ?どこかに落としちゃったのかな?探してくるよ。多分学校かな?」と出かけようとすると、伯母さんは「あぁ。いいよ。いいんだよ」と出かけるのを止めた。「また持って来てくれるの?」と聞くと「もういいよ。役目が終わったんだからね。」と、無くした事は怒られなかった。母親も怒っているかと思ったが、何も言わなかった。

その後、妙な光の玉を見る事は極力少なくなったが、光の玉の話をすると、伯母さんがやって来てお守りを渡された。中学生位の頃から、妙な光の玉を見る事は無くなった。そして、伯母さんからお守りを渡される事も無くなった。

ちなみに、母親が何を見たのかは、今でも解りません。高校時代に一度聞いたことがあるけれど、「そんな事 あったかねぇ」と忘れた風を装っています。もしかしたら、本当に忘れたのかも。

母親は四姉妹の一番末っ子で、この四姉妹には色々不思議な話があるのです。このお守りには、その四姉妹が色々絡みあっていて・・・母親の実家に住んでいる長女が、近くのお寺からもらって来たお守りを三女の家に郵送で送り、三女の伯母さんが自分に持って来てくれるのです。子供心に、なぜ長女の伯母さんが直接家に郵送しないのかが不思議でした。米やら野菜やら色々送ってきてくれるから、住所を知らなかった訳でもないし・・・

夏休みに長女の伯母さんの家に遊びに行った時に、聞いた事もありましたが、ただ笑って、質問の答えは返って来る事はありませんでした。それに、そばにいる他の伯母さんたちが、話を逸らすふうにも思えました。なんとなく聞いてはいけない事なんだと・・・子供心に思ったものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントはこちら

メールアドレスは公開されません。