棺桶を使った脱獄計画

   2017/01/18

俺は今日、この刑務所を脱獄する囚人には色々な作業をさせられているヤツがいて、先日俺はおもしろいヤツに出会った。そいつの作業は、刑務所内で誰かが亡くなったとき、棺桶を外に運び出す仕事だ。

そいつに、俺はチップを渡して提案した。
「次に誰かが亡くなったら、俺はそいつの棺桶にこっそり忍び込む。だからお前がそれを運び出しとき、外で棺桶の鍵を壊してくれ。」ってね。そして昨日、囚人が1人亡くなったという連絡が有った。
しめたと思い俺は安置室へ行って、暗い中なんとか棺桶に忍び込んだ。今日は出棺の日。俺を入れた棺桶はゆらゆらと外に運び出されていく。そのままかなりの時間が経った。

ふと棺桶の隙間から入ってきた赤い光が、俺の隣に眠っている体の顔を照らした。そこで俺は、自分の脱獄が失敗したことに気づいた。

『棺桶を使った脱獄計画』の解説を読む

『棺桶の隙間から入ってきた赤い光』は火葬場の炎である。語り手は生きたまま火葬されてしまう。

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